着物の誂え
誂えの着物をご注文頂く際はまず、お客様のご要望をお伺いしております。 お好きな草花や動物、色、伝統模様(市松や青海波など)でしたり、生まれた月の模様を入れたり、家族の方がどのように育ってほしいかお聞きしたりしています。まずはお客様の“想い”をお聞かせください。着物だけではなく、子供用の一つ身や四つ身、お羽織、舞台衣装などもお作りできます。「具体的にどのような着物がいいか分からない」という方でも、お気軽にご相談ください。
誂えの流れ
模様と地色が大体決まったら、小下図を描き、仕上がりの雰囲気をご確認して頂きます。この時点でご了承頂いたら、次は本図案を描きます。そして下絵、糊置きという工程を経て彩色に入ります。彩色は、お客様に一部を染めていただくこともできます。筆の動かし方などもその時にお教えいたしますので、気軽に体験の思い出ができます。彩色が終わると、あらかじめ色見本からお選びいただいていた色で地色を染めます。染め上がった生地をお客様の寸法にお仕立てして、完成です。
誂えの着物はとても値段が高いというイメージがあるかもしれませんが、誂えだからこそ、ご予算に応じてお作りすることができます。どうぞお気軽にご相談ください。
※制作期間は3ヶ月〜半年ほどです
着物について
黒留袖
黒留袖とは地色が黒の留袖で既婚者のフォーマル衣装です。背や胸、袖に紋が付き、華やかな裾模様が特徴です。
色留袖
色留袖とは地色が黒以外の留袖で、黒留袖と同様に裾模様が特徴です。未婚者がフォーマル衣装に用いることもできます。
訪問着
訪問着とは既婚者、未婚者両用の慶事用でセミフォーマル衣装です。広げたときに模様が一枚の絵のように見えるのが特徴です。
振袖
振袖とはお馴染みの長い袖の着物です。一般的に未婚者の慶事用フォーマル衣装ですが、既婚者が着ることもあります。